かもがわSS

主に自キャラのSS

フレイの昔話|鴨河SS

何も珍しいことなんてない。きっとどこにでもある、ありふれた話なんだ。 荒野人の女と、有翼人の男が出会って恋に落ちた。 日毎夜毎に逢瀬を交わし、女は男に踊りを贈り、男は女に歌を歌った。 もともと流れなが […]

架空の未来|鴨河SS

 もともと家を定めない暮らし方をしてきた。それは僕が両親と共に暮らしていた頃からだ。その日の空模様で次の行き先を決め、鳥が飛んでいたという理由だけで街を出た。身一つで何処にでも行ける気軽さは心地良く、 […]

不香の花影で|鴨河SS

朝日が痛い。目に突き刺さる。 燦々と輝く朝日に手で影を作りながら宿までの道を歩く。 今日は依頼はやめだやめ。とりあえず寝てから考えよ。 これから朝市でも行われるであろう市場は、商人達の天幕が立ち並ぶ。 […]

不香の花|鴨河SS

─ アンドレイ、エハイム、ミズエラ、トルスト ─ ネイガン、キール、ヨハン、ソー、ハンス あと5人。ああ、そう。 ─ ジェイド、ナランサ、シモンズ、バイロン、クラーク 馬油を塗りこんだ指先を折り曲げな […]

タチェの昔話|鴨河SS

 そこは酷く寒い所だった。 所詮、自分たちは手駒の一つでしか無く、血を流すのも、この雪原に足あとを残すのも自分たちで、 そしてあいつらは今頃暖かい暖炉の前で、戦略会議という名の酒盛りを繰り返しているの […]

ねことけんじゃ。|鴨河SS

こんにちは、ウェントーです。大猫です。 ふさふさのシッポがじまんです。 むずかしいことは分かりませんが、お肉はすきです。 あっちで寝てるのがオーリスです。おとーさんで、おかーさんです。 ふわふわの髪の […]

オーリスのむかしばなし|鴨河SS

はじめに触れたのは、父の書斎でのこと。 小さな書斎の壁は本棚になっていて、まだ私の手には大きすぎる革張りの本が並べられていた。 ずしりと重い本を抜き出し開けば、白と金の光が気泡のように溢れて消えた。 […]