散文ばかり。

投稿日: カテゴリー: かもかて

いざ書き出すと妙に長々してしまってまとまらない方、ruderです。
SS整理してたらちょうど短文で力尽きてたのがあるので
供養かねてぽちぽちと。
お題モノだったんでもう少し溜まって整理出来たら
サイトの方で本格供養をしよう。


*前提*
トッズ愛情/出奔
短文独白形式トッズさんの万能さは異常。


□泣きたいくらい、(愛してた)
何しろ、俺が一番驚いちゃった訳よ。
成人したレハトってば、本当、アネキウスかっつー美しさでさ。
もともと店先に置いときゃそれだけで物が売れてく位可愛い子だったんだけど、
未分化の頃の可愛らしさってのはさ、何かこう仔兎の可愛さみたいなもんなんだよね。
撫でたり抱き締めたりしたいけど、その先には繋がりにくいって言うか。
成人してさ、体調が戻って頬に色も戻ってさ、唇なんか薔薇色なのよね。薔薇色。
全然まともな篭りなんて迎えさせてやれなかったのに、
一体どこから栄養摂ってたのって位、見事に花開いちゃった。
そんな子が、俺の顔見て、極上の笑顔を見せてくれる訳。
本当、アネキウスかっつー さっき言ったっけ。
抱きついちゃおうかな、キスしちゃおうかな、あわよくばそれ以上もって、そりゃ考えるよね。
俺だって一応普通の男だからさ。
美味しく頂こうかって思ってたのに、俺ってばどうしたと思う。
体なんて動かなかった。
視線すら動かせなかった。
全然動かない俺を見て、レハトが少し顔を曇らせる様子も、どこか遠くから見てるみたいだった。
気付いたら、何でか分からないけど俺の方が泣いちゃってたのよね。
俺の後ろ、ヒナみたいに付いてきてたあの子がさ、
裏切って差し出そうとしてた俺の命乞いをして、その上人生までくれちゃって。
そういうの全部頭では理解してたつもりなんだけどさ、
いざ女になったレハトを見た時に、ああ本当にこの子は俺と生きてくつもりなんだって、今更キちゃったみたい。
もう隠しとこうかな。
このまま。ずっと。


お題提供:「確かに恋だった」様

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA